芦生の手前から谷に分け入り、杉の林を走行すること数分、路肩に数台は駐車できるスペースがあります。今日はここから尾根に沿い、尾根のピーク中山谷山に上ります。近くに近所の人だろう軽トラが止まっていました。
すっかり晴れ渡った空の下、既にブナなどの紅葉は始まっていて、林床に落ちた木の葉が小気味良い音をたてて壊れます。中山谷山ピークに人影はなく、踏み跡さえ寂しくなったように感じました。芦生側の深い谷底から、大きな原生林の間を縫って飛ぶアサギマダラの姿は未だありません。
来週くらいには、東の谷底から沸くように飛び上がり、舞うように西の梢に消えていく、アサギマダラの渡りが観察されるでしょうか。
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