■ 京都北山・芦生 小野子尾根〜林道歩き
・・・・2010年09月25日
2010.9.27

暑さも、それこそあっというまに和らいで、今日はまた寒い位の気温である。なにやら気抜けするような釈然としない気持で、須後の駐車場に着いた。

空気にきらめきがあって、ススキの穂とも良く馴染む。新しいキャンプ場も綺麗に片付けられて、些か寂しさが漂っている。

涼しくなって4日目、まだ早いだろうと思いながらも様子が知りたい、その思いだけで今日もまた小野子谷の狭の尾根を登るのである。

咲き残ったナツエビネ、陽射しほどはまだ強力なものが潜在しているが、今日の風はちと寒い。太いミズナラは悉く枯れ、残っているのは細いものと、コナラ・クリだけであった。ピークの少し下ほどに差し掛かったとき、林の中にすっくと立つ大ブナ。

幹周りを軽く測っただけで凡そ5m。これくらい大きいものは芦生にもそう無いだろうと思われる。斜面が終わり、小野子東谷源頭部から北側斜面を下り、早い目に林道に下降。

前回はボーとしていて見過ごしたところである。

林道に下りても人影は皆無、ボンヤリするほど気持ちの良い林道歩きが続き、ブナノキ峠のことはすっかり念頭から消えていた。

林道八宙線は地面が柔らかくて歩きやすい。ケヤキ坂から内杉線に差し掛かると、石ころの多い荒れた道は足が痛い。たった二人を乗せたバスが下っていった。

須後の駐車場手前の土手には、季節を外したノリウツギが咲いていた。


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