■ 京都西山・地蔵山
・・・・2025年02月16日
2025.2.16

トンネルを抜けても雪国では無かった。国道477を越え、越畑に入ると申し訳程度に残っていた雪。越畑には、日本百選に選ばれた棚田はある。が残念な事に温泉が無い。温泉と、綺麗だが冷たい雪があれば、お話の舞台としては遜色無い。京都は近いし空家の有効利用も期待できる。地の利を活かし、インバウンドと登山者で地域興し、地方振興を掲げる内閣であるから、是非検討をお願いしたい。

さて、いつもの駐車地に車を止めると枯葉枯枝に埋まる車を想像できる。それでは帰りの掃除が大変だ。山ビルに峠を奪われてから樒ヶ原ばかり。やはり今日も、登山者用駐車場を利用しよう。無料駐車場は有難い。

ジープ道をゆっくり登る。昨年と同じく、放置された四駆があったが今年の場合は道の膨らみ、昨年よりは余裕を感じる止め方だ。昨年の経験が生きている証拠。展望所辺りの雪は僅かで尾根の雪も少ないはず。スパッツは着けてないから多いと困る。地蔵山への踏み跡は当然あるべきものと見做している。
今週の寒波の到来を知らないだろう鶯の初音を聴いた。春まで生きているだろうか?。

スキー場跡から尾根に乗った。雪は概ね20cm、スパッツ無しでぎりぎりセーフ。今日の踏み跡は未だ無い。反射板跡地から滝谷へと下降した踏み跡がひとつ。好き者とはいえ苦しむ様が浮んで来る。雪と馬酔木の急斜面は厳しい。今日は降雪も無く風も無く、時には曇り空から薄日の射す寒波の中日、気温は0℃で寒く無い。

地蔵山三角点のお地蔵様はガンダーラにお帰りになった。踏み跡の無い、これは大いに不安の種、冷たい風の中を抜けて西向地蔵様にご挨拶。とてもガンダーラなどとはご縁がありそうに無いお顔ではあるが神仏のお仲間である。敬って頼まずを旨としているから問題は無い。それより未踏の馬酔木のジャングルは心配だ。雪は30cmに増えた。大丈夫かな〜

案ずるより産むが易し。ちょっと雪の侵入はあったものの、馬酔木の林も良く道理を弁え、通行については一切の妨げをしないとの固い約束、お陰で刃傷沙汰も無く通過。雪に残る鹿のラッセルは見ものであった。相当の雪があった事になる。北斜面を降ったところでエネルギー補給。雪の消えた芦見峠を降って越畑に到着。白人のお母さんとおちびさんのお出迎えを受けた。温泉は無くてもいいかな。思いの他暑い府道を樒ヶ原まで残すところは3キロである。


CGI-design