■ 加東市・三草山
・・・・26年08月22日
2026.8.23

木陰の少ない、灌木とシダと露岩の三草山を歩いてきた。もっと涼しげな辺りは高速道路の工事で混雑が予想される。蘇武岳などは、スキー場のアプローチを除けばほぼブナの木陰のルート、ところが今は、熊のテリトリーで貸切となっている。高いお山のある辺りと違い、ブナの林は希少な避暑地、今週の貸切は止むを得ない。しかし、だからと言って、この気温の最中に三草山?、ちょっと躊躇ったのは事実である。

駐車場に着いて見れば、いつに変わらない光景が待っていて、暑さなどは案外杞憂かも知れない。歩き始めは雲の多い空模様、このまま曇天が続く事も期待できる。石切場跡の前の草地はバッタ類が多く、大きなショウリョウバッタは久しぶりのお目もじだ。昭和池を望む鞍部からのルートは露岩が続き、心細い灌木の木陰は人には小さい。早朝組の方々がパラパラ、帰還の時刻。風が起これば何とかやれそうな具合だ。いつもはやらない、もっと風を!!、の儀式を済ませた積りで鎖場を登る。

この時期の池の水嵩は随分少ない。お陰かどうだか、合わせたように花もない。見るべきものがなければ、意識は当然溢れる汗と気温に注目せざるを得ない。ピストンらしき男性の「早めに降りて来たほうが良い」との忠告はもっともである。情けない事ながら、この時点で既に軽い吐気と目まいがあった。こんな事は度々経験している。休息を挟みながらで何とかこなせる、はずなのだ。

僅かな木陰で休息を入れ、大風を期待しながら数歩歩いてまたまた小休止の歩き。いつしか後続はなくなり雲は消え、大坂山辺りはすっかり日差しの中。これは不味い、何とかピークまでは辿り着きたい。ここで塩分の補給を兼ねた行動食、グミを少々。それもレモン味で、これは効く〜、となるのかどうか。うん、僅かながら効果があったように思えるのだから良い行動食と言って良かろう。

まあしかし、日差しの岩場を歩き、よろめきながらも無人のピークに到着〜。木陰の木製ベンチに腰掛け冷たいもので深部冷却。風も多少はダメージの回復に役立った、としよう。そうでなければ風も居心地が悪い。いつの間に現れたソロの男性、暫く休みを入れ、傍の祠に手を合わせて東側に降って行かれた。これを期に、周回コースを辿る事に決して後を追う形。ピストンであれ周回であれ、応えた事には違いがないから、この決定は何とも言い難い。

さて、降った直後は喬木の林で涼しかった。暫くは降るばかりで発熱も少ない。登り返しになると再び汗が落ちる。灌木の岩場を降り、シダの道になるとむしろ熱が籠もってサウナ状態。イシモチソウはずっと前に姿を消している。この先はまだまだ長い。ここで始めて、無事に帰還する事が目標になった。僅かな木陰を見つけては小休止、を繰り返して湖畔まで辿り着いた。やや強めの風が抜ける辺りで僅かながらもエネルギー補給。水際は後退し、湖泥の生臭い匂いの混じる風であったが有難さにかわりない。

戻った駐車場に残る車は数台、その中に、南中の今から歩こうという方がおられる。驚くべきか、体力のなさを嘆くべきか、複雑である。


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